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魚群(なむら)
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花万朶
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みよ子句集
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詩集 まろやかに
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群青の空ふたたび
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晩年、東京・四谷に暮らす
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遠藤速雄とその時代
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東風吹きて
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芳恩記
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句集 沙羅の花
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群青の空ふたたび

丹内 孝一
2012年12月25日刊行
定価 1,575円(本体1,500円+税)
四六判ハードカバー 
カバー付き
332頁 


小説 私家版
ISBN978-4-904205-32-7


 1970年、1990年、2010年と20年という区切りに大きく傾いていく時間軸に沿って展開する物語。主人公のぼくが、焦燥の1970年に旅した沖縄の民芸品店の姉妹との奇跡的な再会を果たす。そして20年後の子連れの沖縄の旅でその痕跡をたどる。
 それからさらに20年の時が流れ去り、2010年の東京で、ぼくの長い長い人生の旅は続くばかりなのだった。

 といったような内容なのだけれど、読み手によっては大いにその受け止め方は変わるはずである。70年代の学生運動と挫折、その時代の大波をモロにかぶった同世代の人間には、何とも曰く言い難く切なくなる物語であり、同時に苦い思い出が蘇って来たりするであろう。

 まぎれもなくこの作品は、温い海水と日焼けした肌、ヤケドしたあとに塗り込まれる薬の匂いとが攪拌されて出来上がっているのではあるまいか。

 沖縄は、本土の人間にとっては単なる南国の楽園なのか、それとも当時のアメリカが推し進めたベトナム戦争の前線基地だったのか。その原風景は未だに変わりようがない。あの群青の空と共に。

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